ユーコン川カヌーキャンプその3 [ユーコン川ソロキャンカヌー]
流氷の塊で身動きが取れなくなった
南北50キロに及ぶレイクラバージュ湖では途中流氷の塊で行く手をふさがれてしまった。
岸に流れついてしまった流氷の塊は中々動こうとはしなかった。
前回の写真。
結局一日動けないままになってしまった。途方にくれる。誰か人は居ないか探してみたが誰一人としていない。
食料はどんどん減って行く。もっとたくさん用意すべきだった。気持ちの焦りも出来てしまい、帰りたくてしょうがなくなってしまった。やはり時期が少し早すぎたようだ。6月に入ってからの出発にしておけば良かった。そうすれば流氷も溶けていただろうに・・。自然を甘く見すぎていた。自分の無力さを痛感した。
ユーコン川の地図。
川の地図なんてわかるの?と思っていたがこれはホントにマストアイテムだった。
地形などから自分が居る場所を把握することができた。
自分が今ここにいるであろうポイントに印を付けながら進む。先ほどのポイントを間違えていなければ次はこんな形の地形が出てくるはず!とこんな感じ。
翌日早朝テントから顔を出してみると流氷の塊から少し隙間が出来ている。
最速でテント撤収をしてカヌーに飛び乗る。
ゴリゴリガリガリと流氷を擦りながらパドルで押し進む。
そして
流氷から抜けた・・・。
早く文明に戻ろう・・
このあとひたすらパドルを漕いだ。所々で流氷の塊が現れたがその度に迂回しながら湖を進んだ。たくさんの鳥達が流氷の上で休んでいた。
そしてようやくレイクラバージュ湖の最後の地点であろうところまできたが
今度はレイクラバージュを最後に抜け出す道が見つけられない。
上に向かうヒョロヒョロした道。
これが見つけられない。
何回も辺りを周ってみるが
どうしても見つけられない。
なんで?なんで?どういうこと??もうワンワンパニック状態。
・・実はここはレイクラバージュではないのか?
という疑問まで出てきてしまう。地図を何度も確認する。
合ってるはずなんだけど。。
キツネか狸かに化かされた気分だった。帰りたい。本気でそう思った。
結局出口が見つけられずに夜を迎えてしまい
キャンプ決定。もうこの時点で予定より2日遅れなった。
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2014-05-23 22:27
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